建設業で働いているけど、給与が低いので収入を増やしたい…」
「収入を増やすために副業したけど、どんな副業があるのか」
こんな風にお悩みの方も多いと思います。
今建設業だけでなく、さまざまな業界で副業の追い風が吹いているので、始めるにはおすすめの時期です。
また建設業であれば、知識やノウハウを活かした高単価の副業もあり、自身の経験を活かすことができます。
今回の記事では、前半では建設業をしながらの副業のポイントを、後半ではおすすめの副業について解説していきます。
この記事の内容
建設業界こそ副業を始めるべき4つの理由
最初にも少し触れましたが、今世の中全体として副業を始めるには良い環境となっており、また、建設業界ならではの副業をおすすめする理由もあります。
それはまとめると、下記の4点になります。
- 厚生労働省が副業を推奨している
- 収入や生活環境の向上が図れる
- キャリアの選択肢を拡大できる
- 建設なら高単価案件も多くある
では、順番に解説していきますね。
厚生労働省が副業を推奨している
厚生労働省は、2019年12月にある指針で、副業の推奨について言及しています。
指針によれば、副業は個人のキャリアアップや能力開発、所得増加、ワークライフバランスの実現などに役立つとされ、特に育児や介護、障がい者の支援など、一定の時間や場所にとらわれない仕事をすることができるため、柔軟な働き方の一つとして注目されています。
また、副業を推奨するうえで、企業側も労働者が副業をしやすい環境づくりや、副業が業務に影響を及ぼさないような運用の見直しが必要とされています。
このため、指針では企業側に対しても副業の活用促進や働き方改革の推進を呼びかけています。
しかし、個人が副業をする場合には、主業の業務に支障がないように注意することや、所得税や社会保険などの手続きが必要になる場合があることなど、適切な情報収集や判断が必要とされています。
収入や生活環境の向上が図れる
収入や生活環境の向上も大きなメリットです。
副業をすることで、追加の収入を得ることができます。
これにより、生活費の負担を減らしたり、貯蓄や投資などの資金を増やすことができます。
また、万が一の失業や収入減少などのリスクを分散することができます。
これにより、安心して働くことができるようになる、というのもメリットと言えます。
キャリアの選択肢を拡大できる
一方、副業で新たなスキルや知見を手に入れることでキャリア形成につながる可能性があります
例えば、副業分野IT関連のものが多いので、建設×ITや建設×出版、建設×販売など、今まで自分がやってきたこととこれから自分が副業として取り組ぶ分野が重なれば、それ自体がビジネスになる可能性もあります。
また、副業を通じて、新しい人脈やビジネスチャンスに出会うことができます。
副業が主業と関連性がある場合、その経験を活かしてキャリアアップすることができるかもしれません。
建設なら高単価案件も多くある
建設業は専門的なスキルが必要なため、副業にもそれなりの能力が求められることがあります。
そうなると単価もあがるので、収入upを見込むことができます。
※具体的な副業については下記の「建設業界ならおすすめの副業5選」で解説していきます。
ただ、一方で副業する際に、プライベートの時間がなくなったり、スキルが必要となることもあるので、自分の状況に合った副業探しをすることが重要です。
建設業界でベストな副業を見つけるポイント
自分にとってベストな働き方をするために、建設業界で働く方が副業を見つけるうえでのポイントを3つ紹介します。
- 稼ぎたい金額の目安を決定する
- 自分のスキルと掛け合わせる
- 自分の趣味から考える
では、それぞれ解説していきますね。
稼ぎたい金額の目安を決定する
まずは自分がどのくらい稼ぎたいかを決めましょう。
基本的に副業の場合は、時間労働になるので、欲しい金額が大きければ大きいほど、割く時間も増えることになります。
副業と本業の兼ね合わせを考える上でも、最初の目標設定は重要です。
自分のスキルと掛け合わせる
副業は自身ができることを選ぶと単価も高いので、時間に対する収入も上がります。
また、そのスキルでクライアントに対して価値をペイできるので、仕事する側依頼する側、どちらもwin-winの関係になることができます。
自分の趣味から考える
もし、自身にスキルが無ければ趣味や得意なことなど、自分の興味があることから始めてみましょう。
スキルのところでも話しましたが、やはり自分が強みになることをすると副業としての収入や時間的なコスパが高いです。
なので、スキルが無いのであれば、取り組みやすい自分の趣味を選べば続けやすく、能力も上がりやすいでしょう。
建設業界ならおすすめの副業5選
ここまでで副業を選ぶポイントについて紹介しましたが、実際にどんな副業がおすすめなのか具体的な例を紹介していきます。
建設業界の方におすすめな副業は以下の5つです。
- 建築設計やCADなど図面・トレース作成
- 住宅アドバイザー
- 建設業関連のアルバイト
- Webライター
- Webデザイン
建築設計やCADなど図面・トレース作成
建設業界ならではの副業をすると、専門的なスキルが必要なため高単価の案件を受けることができます。
特に設計やCADなどのトレース作成などは建築の知識や文書化するスキルが必要なため、単価が高いです。
中でもCADのように、コンピュータの知識が無ければいけないなど、更にスキルが必要な案件であれば、単価も高いので、効率よく稼ぎたい方にはおすすめです。
住宅アドバイザー
住宅アドバイザーとは、住宅に関するアドバイスや販売支援を行う仕事です。
具体的には、顧客との対話や要望のヒアリング・住宅の情報提供などを行います。
住宅アドバイザーには、住宅の設計や施工に関する知識や経験が必要なので、建設業に携わっている方の副業としては、ぴったりです。
また、相談会や展示会の場合は、土日に行われることが多いので、副業のスケジュールが組みやすいでしょう。
建設業関連のアルバイト
建設業関連のアルバイトも、他のアルバイトより時給が高く、スキルを活かせるという点ではおすすめです。
具体的には、現場監督補助・測量補助・建材配達ドライバー・安全監督補助などがあげられます。
慣れている業務で仕事をしたいという方にはおすすめです。
Webライター
Webライターとは、インターネット上のウェブサイトやブログ、オンラインマガジンなどで掲載される記事を書く人のことです。
Webライターは、読みやすさ、情報の正確性や信頼性、ターゲットオーディエンスに合わせたスタイルなどを考慮しながら、文章を執筆します。
今流行りの副業で、案件も多く初めやすい副業になっています。
webライターの単価の相場は、最初1文字0.5円からはじまり、その後1円や1.5円が平均になります。
しかし、専門的な知識を持っていると、1文字5円や10円など高い単価を得ることができます。
また、単価が高くなるかどうかは案件次第ではありますが、簡単な記事執筆は誰でも簡単にできるので、気兼ねなくチャレンジすることができます。
Webデザイン
Webデザイナーとは、ウェブサイトやアプリケーションなどのデザインを担当する人のことです。
webライターと同じく、案件も多くスキルさえあれば気軽に始めることができます。
ただ、Webデザイナーには、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語にも理解が必要で、デザインのコンセプトを実際にウェブページに反映させるために、コーディング能力も求められます。
webライターよりは最初のハードルは高いですが、今はスクールや本など学びやすい環境が整っているので、おすすめの副業になります。
建設業界で副業を始めるにあたっての注意点
一方で、副業を始めるにあたっての注意点もあります。
主要なものは下記の3点です。
- 会社の就業規則を再確認する
- 税金について頭に入れておく
- 自分の稼働可能時間を把握しておく
勤務先や周囲に迷惑がかからないよう、詳しく解説していきます。
会社の就業規則を再確認する
副業は、法律上では禁止されていなくても、会社の就業規則で禁止されていることがあります。
知られても注意で済む場合もありますが、最悪の場合解雇の理由にもなるので、従業員規則や就業規則、契約書を確認する必要があります。
税金について頭に入れておく
副業で得た報酬について、税金や社会保険の加入の必要性など、取り扱いに関する法律やルールがあります。
自己申告や確定申告など、税金の支払いについては、しっかりと確認しておく必要があります。
また、会社側に確定申告を頼むと知られる可能性もあるので、知られたく無い場合は、自分で行うことがおすすめです。
自分の稼働可能時間を把握しておく
副業を行う時間が本業に影響を与えることが無いよう、時間管理に気を配ることが大切です。
本業と副業の両方でパフォーマンスが落ちることがないよう、適切なスケジュールを立てることが必要です。
まとめ:建設業でも副業をしてスキルアップをしよう!
副業は、自身のスキルアップや収入アップにつながりますが、プライベートの時間が削られたり、本業との兼ね合いを考えたりと、注意することもあります。
ただ、これから収入を上げたい・スキルアップしたいという人にとっては、国からの後押しもあり、追い風の状況です。
仮に副業に失敗したからといって、大きな損失があるわけではありません。
なので、お試し感覚でチャレンジしても良いのではないでしょうか。