おすすめの屋根積算アプリをご紹介!従来の屋根面積算出方法との違いとは?

危険な屋根に登って実測をしなくても、屋根の面積を算出し、見積まで作成することができる便利な屋根積算アプリがいくつもリリースされています。

具体的な屋根積算アプリを紹介するとともに、従来の屋根面積の算出方法との違いについて分かりやすく説明します。

屋根外壁のリフォーム業者や、自宅の屋根・外壁のリフォームを検討されている方はぜひ参考になさってみてください。

従来の屋根面積の計算方法

まずは従来の屋根面積の計算方法について説明します。

具体的には以下の通りです。

  • 図面を元に計算する
  • 屋根に登って実測する
  • 床面積を実測して係数をかける

それでは詳しく見ていきましょう。

図面を元に計算する

新築時に作成した図面が手元に残っている場合には、その図面から屋根面積を計算することが可能です。

具体的には図面から「屋根の面積」と「勾配」が分かれば、「屋根面積」が分かります

しかしながら、近年では多くのリフォーム業者が存在するため、新築工事を担当した建築会社やハウスメーカーがリフォームを担当するとは限らず、図面を入手できる確率は低いと言えるでしょう。

図面を手に入れることができれば、精度が高い計算を行うことができます。

屋根に登って実測する

実際に足場やはしごを使って屋根に登り、スケールを使って実測することで、正確な屋根の面積を計算することが可能です。

しかし、建物の形状や現場の状況次第では、屋根に登ることが危険な場合もあります。

隣家までの距離が短い場合など、特に注意が必要です。

そのため、簡易の見積では実際に屋根に登り、屋根面積を実測することはあまりありません。

床面積を実測して係数をかける

最も多く使われている方法は床面積を実測して、屋根や外壁の面積を算出する方法です。

概算ではありますが、1階の床面積を実測し、係数をかけることで屋根や外壁の面積を算出することができます

具体的には屋根の場合は急勾配であれば係数1.2、緩やかな勾配であれば係数1.1を床面積に掛けることで、計算します。

従来の屋根面積計算方法の問題点

従来の屋根面積の計算方法を3つ紹介しましたが、問題点もあります。

具体的には以下の2点です。

  • 精度に欠ける
  • 時間がかかる

それでは具体的に見ていきましょう。

精度に欠ける

床面積に係数を掛けて屋根や外壁の面積を求めることは、精度に欠けるという問題があります。

屋根や外壁の面積が不正確だと、現場で必要な部材が足りなかったり余ったりするため、業者にとって余分な費用が発生してしまいます

そのため業者も部材が不足することを想定し、面積を大きめに見積ることや、係数を大きめで計算することで対応している場合も多いでしょう。

しかし、このような方法で対応することで、発注者は必要以上に高いお金を払うことになるため、現実を知った際に面積計算の方法や見積内容に対する信頼が損なわれる可能性があります。

時間がかかる

実際にはしごや足場を使って屋根の面積を実測する方法では現地調査が必須となり、発注者とのスケジュール調整や計算をするために時間が余分にかかってしまうという問題があります。

現地調査に入るためにも職人の手配などが必要で、見積もり提出まで時間がかかってしまいます

見積の提出まで時間がかかることで発注者の気持ちはどんどん下がり、契約できる可能性は低くなることでしょう。

屋根積算アプリを使って課題を克服

上記のような従来の屋根面積の計算手法で生じた課題について、屋根計算アプリを使うことで克服することが可能です。

具体的にどのように課題を克服することができるのか紹介します。

  • スピーディーな見積提案
  • 見積精度が高まる

それでは具体的に見ていきましょう。

スピーディーな見積提案

屋根積算アプリを使うことで、見積提出までの時間を短縮し、スピーディーな見積提案を行うことが可能です。

面積計算方法や機能は様々ですが、まずアプリ上で屋根の面積を計算します

例えば、Googleマップの航空写真を元に計算する方法があります。この方法を採用することで、実際に現地を訪ねて調査などもすることなく、床面積の概算を計算することが可能です。

Googleマップから屋根の角をタップすることで、スピーディーに大まかな面積を算出することができます。

見積精度が高まる

床面積に係数を掛けて概算の屋根や外壁の面積を算出しても精度は低くなってしまいますが、屋根積算アプリを使用することで、見積の精度が高くなります。

例えばドローンを飛ばし屋根を撮影することで、撮影した画像を元に面積を計算することが可能です

ドローンで撮影した画像を元に解析を行うため、自動で計算する屋根面積の精度は高く、同然ながら見積精度も高まります。

おすすめの積算機能付き屋根計算アプリ

それでは次におすすめの積算機能付き屋根計算アプリを紹介します。

優れたアプリが多くありますが、ここでは以下の3つのアプリについて詳しく見ていきましょう。

  • 屋根の面積計算
  • DroneRoofer(ドローンルーファー)
  • PictRuler(ピクトルーラー)

屋根の面積計算

「屋根の面積計算」アプリはGoogleマップの航空写真を使用して、家の屋根面積を算出することが可能です。

また算出した屋根面積を元に、屋根工事の見積りを行うこともできます。

アプリを使用する際に個人情報を入力する手間もなく、身元を知られることもないため、業者から営業をされることもありません。
安心して屋根のリフォーム費用を算出することができます。

無料でダウンロードをすることができますので、業者に見積を依頼する前に目安金額を知るために利用する方法がおすすめです。

屋根の面積計算

DroneRoofer(ドローンルーファー)

「DroneRoofer(ドローンルーファー)」は元々屋根や外装の点検を行っている業者が安全に業務を行えるように開発されたアプリです。

DroneRooferではドローンを使用し、屋根や外壁などの現地調査を行い、点検から面積計算、発注者への提案書類の作成など一貫して行うことができます。

画面をタップすることで簡単にドローンを操作することができ、上空から屋根や外壁の撮影を行います。

ドローンの高い空撮性能と独自の画像分析技術によって、精度高く屋根面積の算出を自動で行うことが可能です。

そしてリフォーム費用の算出まで一貫して行えるため、非常に効率的に見積提案が行えるアプリです。

資料を無料でダウンロードして詳しい操作画面や操作方法を知ることができますので、興味がある方はぜひお問い合わせをされてみてください。

ドローンルーファー

PictRuler(ピクトルーラー)

「PictRuler」は建物の写真を撮ってトレースすることで、自動で寸法を算出し、面積を計算することができます

また同時に図面を拾い出し、立面図を作成することが可能で、リフォームを検討されている方にも分かりやすく説明することが可能です。

事前にリフォーム工事の単価を入れておけば、合わせて見積書に変換することもできるため、そのままプレゼンツールとして活用することができます。

簡単でスピーディーに面積の計算から見積作成まで行うことができるアプリです。

無料ダウンロードで全機能を体験することができますので、ぜひ一度使い勝手を試してみてはいかがでしょうか。

ピクトルーラー

まとめ

この記事では具体的な屋根積算アプリを紹介するとともに、従来の屋根面積の算出方法との違いについて分かりやすく説明してきました。

屋根積算アプリを活用することで、従来の方法よりも高い精度で屋根の面積や外壁の面積を計算することができます。

また事前にリフォームの単価を入力しておくことにより、自動で見積を作成できる機能を備えたアプリもありますので、無料で体験した上で使いやすいアプリを使用してみてはいかがでしょうか。

屋根外壁のリフォーム業者だけでなく、自宅の屋根や外壁のリフォームを検討されている方も業者の見積金額が適正か判断するためにも、ぜひ参考になさってみてください。